家を買う前に知っておきたい家づくり用語集
住宅を購入するときには、ハウスメーカーの公式ホームページやカタログ、個人ブログや情報サイトなどを参考にすることになるはずですが、情報を集めていると聞いたことがない専門用語に出会うことがあります。家づくりについて調べるときに、見聞きするけれど詳しく理解できていない人が多い用語はたくさんあるので、まずは用語集を確認しておくことをおすすめします。
家づくりでは設計を決めることになりますが、メーターモジュールは設計単位の1つであり、従来から利用されている尺モジュールよりも1辺が長いです。そのため、メーターモジュールを採用しているメーカーを選ぶのであれば、数値が同じであったとしても、尺モジュールを採用しているメーカーよりも家の大きさなどが広くなります。
工法も家づくりで重要ですが、有名なものには木造軸組工法や2×4工法があります。木造軸組工法を選ぶのであれば柱や梁、筋交いなどを使うことで空間上の点と点を結ぶように基盤をつくります。2×4工法はパネルで壁や床、天井をつくることで、6面体の構造をベースとして家を建てることになるでしょう。前者であれば間取りの自由度を高めやすく、後者であれば耐震性を高めやすいという違いがあります。家の構造を考えるときには開口部も考えなければなりませんが、これは窓や出入り口などの開かれた部分を指しています。開口部と一緒に耳にすることが多い言葉には建具がありますが、これは開口部に設けられている開閉機能を持っている仕切りのことです。
外構は建物の外にある建造物全てを指す言葉であり、門や車庫、柵などがこれに含まれます。サイディングも外構に関係する言葉だと勘違いしている人が多いですが、これは外構ではなく外壁に関係している言葉です。パネルを貼り合わせるようなサイディングは外壁材の1つであり、日本住宅で最も普及している外壁材だと言えます。建物を外から見たときの用語としては、間口という言葉を聞くことも多いはずですが、これは建物を主要な方向から見たときの幅であり、基本的には道路に接している側の長さを指しているものです。これが広ければ広い家を建てやすい、狭ければ予算を抑えやすいという特徴があります。
設計を考える際にはゾーニングという用語を見聞きすることが多いはずですが、これは空間を用途やテーマに分けて考えることです。簡単に言えば、間取りを決めていくことであり、住まい全体の形を大まかにとらえてから各部屋の位置関係を考えていくことができます。動線も間取りを考える際に耳にしやすい言葉であり、日常生活で人が移動する経路を線であらわしたものです。生活動線や家事動線を考慮して間取りを決めることによって、快適に過ごせ家事をスムーズに行える家づくりが実現できます。